ハンドポリッシャーを使った御影石の磨き方を学ぶ

クリーニングでは対応できない御影石特有のトラブル。ここで磨き職人の出番です。
水垢や温泉垢、尿しみ汚れなど今迄誰もが諦めていた症状が商機になります。
本コースではこれらの症状を美しく再生する研磨技術を学びます。
光沢を取り戻し美しく輝く仕上がりの技術力を受注価格に反映させましょう。

御影石トラブル ハンドポリッシャーを使って尿シミでくすんだ汚垂石の磨き方を講習する磨学校
尿シミで焼けて色落ちした汚垂石
ハンドポリッシャーを使って水垢とシミで汚れた黒御影石カウンターの磨き方を講習する磨学校
水垢としみで汚れた黒御影石カウンター
ハンドポリッシャーを使って温泉垢が堆積した御影石浴槽湯淵の笠石の磨き方を講習する磨学校
温泉成分が堆積した御影石浴槽湯淵の笠石

実習で再研磨する御影石

 Granite

ハンドポリッシャーで山西黒を本磨き仕上げに磨き上げる
山西黒

人気が高く国内で多く使われているがメンテナンスが断トツに難しい黒い御影石「山西黒」

ハンドポリッシャーでチャイナブラックを本磨きする
G684チャイナブラック

カウンタートップに多く採用されている濃いグレーの中に浮かび上がるような黒い模様の「G684」別名「チャイナブラック」

ハンドポリッシャーで御影石カレドニアを磨く
カレドニア

日本国内で最も目にする機会の多い茶系御影石「カレドニア」

ハンドポリッシャーで御影石ブルーパールを磨く
ブルーパール

貝殻の化石の結晶が美しく輝く青系御影石「ブルーパール」

ハンドポリッシャーでサモアを本磨きに仕上げる
G259Yサモア本磨き

キッチンや洗面台のカウンターに使われることの多いベージュ系だが煌めきのある「サモア」

住宅・ビル施設現場での御影石再研磨は制約が多い

御影石を鏡面研磨するには、水、電源、圧力、トルク、熱、砥石の大きさ、砥石の切れ味、ウェイト、回転工具、回転数、アタッチメント等複数の要素が必要となります。石材加工工場ではそれらの要素の最善の組み合わせ環境の元、研磨作業に制約を受けない最適な作業環境下で磨きを行い、鏡面に仕上げて製品化を行います。

ところが、建物に納品設置された住宅やビル施設現場で加工工場と同じ研磨作業環境を再現することは100%不可能です。そのために石材加工工場と住宅・ビル施設現場で御影石を磨く難しさにはとんでもない違いが出てしまいます。作業環境の制約があまりにありすぎるのです。中でも建物に納品設置された現場では水・電源・圧力を適切にコントロールできないのは致命的な違いとも言えます。

作業時間や歩行動線、隣接するカーペットや金属類など別素材の存在、電源、水、圧力など様々な制約下の作業を余儀なくされる住宅・ビル施設現場での再研磨技術は、石材加工工場で石を製品加工する職人さんの技術とは別物の世界となります。流動的要素の多い中、毎回全く異なる作業環境下で最高のパフォーマンスを発揮しなければならない、相当キツイ仕事と言えます。しかもその対象物が御影石であれば尚更です。

ハンドポリッシャーは床用研磨機より難しい

キッチンや洗面台の御影石カウンターは手持ち工具にダイヤモンドディスクを装着して磨きます。工具はハンドポリッシャーやディスクグラインダーを主に使用します。日常業務として御影石床タイル研磨に慣れていらっしゃる石材メンテナンス会社の職人の方でも、ハンドポリッシャーは使ったことがない、カウンターや狭いところは苦手だという声をよく聞きます。

その理由のひとつは、ホテルロビーなど広い面積を得意とする石材メンテナンス会社の大型の専用研磨機と、住居の玄関や室内床、カウンターなど狭い面積の研磨を行う道具とが根本的に違うことにあります。住居の玄関御影石土間を再研磨するのにホテルロビー研磨専用機を持ち込んでも綺麗には仕上がりません。そもそも狭いところが苦手な大型の研磨機は靴箱やカウンターの下や四隅、上り框などには対応できず、その持てるポテンシャルを十分に発揮できないのです。

また、手持ち工具自体の重さは軽くできており、必然的に圧力、トルク不足になりがちです。さらに、ハンドポリッシャーが活躍するのは主にカウンターですが、カウンターは人の目との距離が短く、照明の種類や取付位置、光の照射角度によって仕上がりのアラを誤魔化せません。綺麗になればなるほどちょっとしたことが気になってしまいがちです。発注者の方のチェックと合格点レベルは御影石床タイルに比べ格段に厳しくなってしまいます。そのためにハンドポリッシャーを使った御影石の再研磨は完璧に仕上げなければいけないとても難易度の高い仕事と言えます。

ハンドポリッシャーを使った黒御影石キッチンカウンター再研磨

ハンドポリッシャーを使って黒御影石キッチンカウンターの磨き方を講習する磨学校
ハンドポリッシャーを使って黒御影石キッチンカウンターの磨き方を講習する磨学校

石種によって磨く難易度が変わる

【御影石研磨(ハンドポリッシャー)実習コース】では4種類の代表的御影石再研磨を実習します。異なる石種の御影石を同じハンドポリッシャー、同じダイヤモンドディスクを使って研磨しても同じ仕上がりにはなりません。御影石の硬さの違いや劣化具合の違いよって適切なダイヤモンドディスクの選択や磨き方のコツが異なるからです。御影石が生成された過程や構成する鉱物の特性の違いにも左右されます。

また、一口にダイヤモンドディスクといっても様々な形状のものが市販されています。メーカーやシリーズごとに研磨目的に合わせて独自に設計開発されており、それぞれ異なる特徴を持っています。本コースでは受講者の皆様にそれぞれの特徴を掴んでいただけるよう、実践現場で活躍する数種類のシリーズのダイヤモンドディスクを使って実習を行います。

性質の異なる様々な石種の御影石は実際に磨いてみなければ分からないことが多くあります。本コースでは光沢の再生が特に難しい、濃色系の御影石を徹底的に磨きながら難易度の高い石種を磨く高度の再研磨技術を学びます。

特別な工具や高価な特注品は不要です。大丈夫です、どなたでもネット購入可能な市販品の組み合わせで十分に光り輝きます!【磨きマスタ】がこれまでの経験から得た手持ち工具を使った御影石再研磨工法のすべてをお教えします。

水垢で白く汚れた黒御影石をハンドポリッシャーで研磨

ハンドポリッシャーを使って浴槽立上り黒御影石の磨き方を講習する磨学校
ハンドポリッシャーを使って浴槽立上り黒御影石の磨き方を講習する磨学校

カウンタートップでよく見かけるサモアを磨く

サモアは大規模マンションや高級マンションのキッチン天板や洗面カウンタートップによく使われている石種です。うっすらとしたベージュっぽい黄色系の色調の中に赤茶色や茶色の粒柄が混じっている、煌めきのある御影石、ブラジル産の「サモア」を磨きます。色調や模様にはかなりのバラつきがあります。

ハウスクリーニング業や原状回復業のお仕事の方なら、今迄ご覧になっている機会も多いのではと思います。水回りでの使用が多く、薄い色調なのでどうしてもシミや汚れが目立つようになってきます。また、高級感のある使われ方をしているため、再研磨やシミ抜きの出番の多い石種といえます。
住宅の水回り設備で出会う機会の多いサモアを磨いて、磨学校卒業後の実践現場に万全の備えをしましょう。

御影石の面取り加工を身に付け稼ぐ

ハンドポリッシャーR曲面再研磨による温泉垢で白く汚れた御影石石塔

ハンドポリッシャーを使ったR曲面再研磨加工による温泉水垢で汚れた御影石石塔の磨き方を講習する磨学校

【磨学校みがっこう】の御影石研磨(ハンドポリッシャー)実習コースでは、カウンターや壁面などの水平面の研磨再生の他にも、面取り加工とR曲面研磨技術を学びます。

キッチンカウンターや上り框の縁は欠けることが良くあります。その場合の対処法は低粘土のエポキシ樹脂を欠け部分に充填し、硬化後に表面を加工して周囲と同化させるのが一般的です。しかし、このような擬石による成形は、耐久性が石材に比べ弱く、長期の接着耐久性にも疑問符がつきます。補修直後は整形の跡が目立たなくても、時間の経過とともに補修部と周辺部の経時変化の相違によって、補修跡が浮き出てくることがあります。特に人の目に付きやすいカウンターなどははっきりと目立つようになりやすいのです。

そこでもう一つの対処法として面取り加工があります。欠けたカウンターの縁や柱の角を研磨して面(ツラ)事態の形成を変えてしまう方法です。斜めに角度をつける場合と丸く曲面に変えてしまう場合の二通りあります。

さらに、テーブルやカウンターの角が鋭利なためけが防止を目的に、少し丸みを帯びさせる程度に加工するケースがあります。お子様が小さいご家庭や、ホテルやレストランなどで需要があります。

御影石自体を交換となると大変な出費と時間、周囲への影響などクリアしなければならないハードルが多くでてきます。その点面取り加工は交換に比べるとはるかにメリットのある現場施工方法と言えます。

【磨学校みがっこう】の御影石研磨ハンドポリッシャー実習コースで、施主様に喜んでいただける高単価で「稼げる」ハイスキルな手法を覚えてください。

御影石カウンターの角をハンドポリッシャーで研磨してR面取り加工する方法を講習する磨学校

御影石のR曲面再研磨の現場施工で稼ぐ

また、建築物の柱やベンチ、オブジェ、束石、R曲面の框、墓石など曲面にデザイン仕上げされた御影石が、ツヤボケや汚染による劣化や酸焼けを起こすなどして研磨による再生を余儀なくされることが有ります。しかし、石材加工工場から出荷され現場に設置されたこれらの平面以外の御影石を設置納品された現場で研磨して再生できる方はほとんどいらっしゃいません。

R曲面御影石の現場施工は平面御影石研磨に比べ、とても難しい作業です。従って、

ハンドポリッシャーで平面の御影石研磨できる人は少ない 
      
現場でR曲面御影石を再研磨できる人はほぼ見当たらない 
      
R曲面再研磨の現場施工をマスターすると高単価で稼げる」貴重なスキルが身に付く

ハンドポリッシャーを使った御影石カレドニア門柱のR曲面再研磨加工を講習する磨学校

ということになります。

面取り加工は平面研磨とは異なる砥材を用いる必要があります。また、R曲面再研磨を行う際にも平面研磨とは異なるアタッチメントや砥材を用いる必要があります。ハンドポリッシャーの操作方法も平面研磨とは異なります。本コースではこれらR曲面独特の再研磨方法を学びます。

稼げる施工方法を身に付け技術料金で稼ぐ

原価の高い道具を使って平面の御影石の光沢をあげることに固執する必要はありません。弊社の実践現場において、「世界で一番光らせてくれ」と依頼されたケースは過去に一度もありません。施主様から求められるのは概ね次の仕上がりレベルになります。

「再研磨後にコーティング塗布仕上げ、最終的に現場に設置した当初の見栄え同等のキレイな復元状態」

ハンドポリッシャーによる御影石再研磨工事において、5時間作業、スタッフ1人の施工価格=187,000円は弊社実践現場でのリアルな数字です。使用した資機材類は、普段よく使っているハンドポリッシャー2種類と御影石用ダイヤモンドディスク7枚です。7工程の再研磨に使用したダイヤモンドディスクは、ネットを開けばどなたでも安価に買い求めることのできるごく至ってオーソドックスな汎用品、メルカリでも手に入ります。しかも新品のおろしたてではなくここしばらく現場で使用してきた中古品です。その結果受注価格の8割以上が技術料金ということになります。

磨学校の御影石研磨ハンドポリッシャー実習コースでは次のような稼げる技術を学びます。

  •  水平面再研磨
  •  壁面再研磨
  •  R曲面再研磨
  •  面取り加工
  •  保護剤塗布

原価の安いどなたでも手に入る市販品の道具と磨学校で学ぶ技術を組み合せて、競合他社の追随を許さない稼げる施工方法を身に付け、技術料金で稼ぎましょう。実践現場で実際に需要があり、お客様に喜んでいただけ、かつ高収益の得られるスキルを身に付けるハンドポリッシャーを使った御影石再研磨技術を本コースで追及してみては如何でしょうか。

なお、本コースは【大理石研磨(ハンドポリッシャー)実習コース】を受講済みの方を対象にした講習となります。

  • 経験も専門知識も不要です!
  • 実践で鍛え抜かれた現役の講師が分かるように丁寧に講習します
  • 磨学校の講習スタイルは、セミナーや座学聴講、体験型講座ではありません
  • 磨いて、磨いて、磨きぬくプライベートレッスン方式の実習講座です

受講資格

  • 大理石研磨(ハンドポリッシャー)実習コースを受講された方
  • 御影石研磨未経験者の方
  • 御影石カウンターや壁面メンテナンスのプロを目指す方

講習内容

  • 研磨用工具・研磨材の選択と取り扱い方法講義
  • レジンダイヤモンド研磨工法実習
  • 湿式・乾式研磨工法実習
  • コンパウンド研磨工法実習
  • 複数の研磨機の使い分け実習
  • 建築材としてよく使われる代表的御影石の研磨実習
  • ツヤ戻しが難しい濃色系御影石の研磨再生実習
  • 面取り加工実習
  • R曲面再研磨実習
  • 状況に応じた適切な保護剤選択の施工講義

※数種類の代表的石種が用意されています。石種・素材一覧はこちらへ
※講習者の方の習熟度合いによって御影石の種類、講習内容を調整する場合があります。
※講習内容は実際の現場施工から蓄積された弊社独自のノウハウです。

※研磨工法の実習に時間配分を優先させるため、只今「保護剤選択の施工講義」「面取り加工実習」「R曲面再研磨実習」の講習は中止しております。

習得目標

  • 石種の個性を知り石種毎の研磨方法の体得
  • 状況に応じた研磨機を使いこなす技術
  • 砥石メーカー別、シリーズ別ダイヤモンドディスクの使い分け技術
  • 「御影石カウンター研磨」作業単体で付加価値を受注価格に反映した注文を受けられる仕上がりレベル

ハンドポリッシャーを使ってホテル大浴場洗い場カウンターの黒御影石の磨き方を講習する磨学校
ハンドポリッシャーを使ってホテル大浴場洗い場カウンターの黒御影石の磨き方を講習する磨学校

講習日数

  • 1日 9時~17時
    ※講習時間は受講生の習熟度合いを考慮し講師の判断により前後する場合があります。

定員

  • 2名
    ※同じ会社・グループで複数人同時受講希望の場合は別途ご相談ください。

講習料

  • 308,000円 280,000円

※各コースともプログラム内容は変更になる場合があります。
※各コースとも講習料は消費税込の金額です。
※講習料は生徒さん1人分の料金です。
※ただいま特別講習料金でお申込みいただけます。

磨学校みがっこうのご案内

包丁でキズつき水垢で汚れたオールステンレスキッチンを研磨して再生する技術を講習する磨学校
磨学校概要

経年劣化した住宅・建築設備を解体廃棄せず再生する、高付加価値技術者を養成する専門スクール【磨学校】概要

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【磨学校★みがっこう】のコース案内
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大理石やキッチンシンクの研磨再生技術を教える【磨学校みがっこう】の即戦力スキルコースの紹介です。

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磨学校の実習用に用意されている天然石の石種55種・素材一覧
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