賃貸マンション退去後の原状回復工事の際に依頼が多い作業に、キッチンや洗面カウンターのシミ抜きがあります。
今回の作業は御影石キッチンカウンターに付着した油シミの除去になります。

油シミ抜き前後

この汚れは事前のテスト施工で「動植物あぶら」であることが分かっていましたので、今回は動植物油除去用のシミ抜き剤を使って作業を進めます。

1時間ほど湿布工法を行いましたが油汚れが石の裏面の最深部まで到達しており、ほとんど効果が見られないため吸着法に切り替えました。吸着法は石内部で分解した油汚れを石の表面に吸い出す工法です。

裏面まで到達した油シミ除去前後

時間はかかりましたが綺麗に抜くことができました。

こちらは植物油を入れた容器によってできた輪シミです。幸いまだ新しく表面付近に付着しており石の内部まで入り込んでいなかったため、さほど時間をかけることなく綺麗に除去できました。

油の輪ジミ除去

今回のように湿布工法や吸着工法の場合は、ずっとこの作業に張り付いている訳ではないので、同じエリアの別作業を同時に施工することが可能です。この物件のケースでは、大理石床面のシミ抜き作業を依頼されていましたので平行して床面の作業も実施しました。

同じエリアの別単価の他の作業を同時に平行して施工できるので、効率よく稼ぐことができるのがシミ抜き作業の利点と言えます。

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