5つ星ホテルで通用する大理石研磨技術の習得に的を絞った実習講座

大理石研磨の方法を教えるみがっこうの実習コース

【大理石研磨プロ講座】は3日間にわたり様々な大理石を徹底的に磨く、大理石研磨のプロを目指す方向けの実習コースです。
5つ星ホテルで通用する大理石の磨き技の習得に向けて3日間研磨実習を繰り返し、

 【大理石再生研磨
 【コーティング加工
 【面取り加工

技術を学びます。
大理石の【洗浄】【しみ抜き】【防滑】【補修】実習は本コースには含まれません。

研磨による光沢度の推移

マロンブラウンダーク研磨前 光沢度計4.0度
マロンブラウンダーク研磨前 光沢度計4.0度
マロンブラウンダーク研磨後 光沢度計112.2度
マロンブラウンダーク研磨後 光沢度計112.2度


床洗浄用ポリッシャーにダイヤモンドパッドをつければ、誰でも大理石を鏡面に仕上げられるかというと、それほど単純なものではありません。ホテルや結婚式場の大理石のようにどなたが見ても綺麗でピカピカな鏡面に仕上げるには、それなりの専用道具とプロフェッショナルの技を必要とします。

ただ単に「大理石が磨けるようになる技術」ではなく、「付加価値を受注価格に反映した研磨技術力」を身につけて頂くことを目標とします。

本コースを受講すると以下の大理石研磨技術が身に付きます。


 ①大理石カウンターを研磨する技術
 ②大理石フロアを研磨する技術
 ③大理石壁面を研磨する技術
 ④大理石を本磨き、水磨きする技術
 ⑤大理石のR曲面を研磨する技術
 ⑥大理石を面取り加工する技術
 ⑦大理石をコーティングする技術
 ⑧大理石の段差を除去する技術
 ⑨テラゾー(人造大理石)を研磨する技術
 ⑩現場調査における重要ポイントの見極め力
 ⑪利益を獲得する大理石研磨見積もりの方法

実習する大理石の種類

建築材の領域で一口に大理石と言う括りで呼ばれている石も、それぞれの生成過程の違いによって性質が全く異なります。そのためにワンセットの研磨道具で同じようなパターンの磨き方をすると、まったく異なった仕上がりとなってしまうのです。

石種に適した砥材を選び、ウェイトを変え、研磨工具の回転数や工具の動かし方を調整しながら研磨することで最良の結果が得られるのです。

本コースでは生成過程により性質の異なる以下の大理石の研磨方法を実習します。

①変成岩系石灰岩(大理石)
②堆積岩系石灰岩(大理石)
③蛇紋石
④テラゾー(人造大理石)

テラゾー研磨再生

経年劣化したテラゾー研磨再生前
経年劣化したテラゾー研磨再生前
経年劣化したテラゾー研磨再生後
経年劣化したテラゾー研磨再生後



更に、変成岩系大理石を研磨するときにも石種により難易度が生じます。この大理石磨きの難しさは様々な石種を研磨体験することで体で覚えていきます。時間の許す限り数種類の変成岩系大理石を磨いて、石種による苦手意識を克服していきます。

性質の異なる様々な大理石は実際に研磨してみなければ分からないことが多くあります。本コースでは光沢の再生が特に難しいとされる石種を数多く用意しており、徹底的に磨き抜くことで苦手をなくし得意に変えてしまいます。

実習で研磨する大理石の石種はこちら

星のついた高級グレードのホテルや高級住宅ではこの難易度の高い石種が好んで使われる傾向があります。大理石研磨のプロを目指す上で避けて通れない技術習得過程と言えます。

体験セミナーの限界

大理石研磨技術は、セミナーや体験学習的なワークショップでプロレベルに到達するのは至難の業です。30分や1時間程度のお試し体験では学ぶことに限りがあるからです。

また、メーカー系セミナーの場合はそのメーカーの商材販売が目的です。そのためセミナー主催者が販売している工具類しか選択肢がありません。石種ごとに様々に特徴の異なる大理石を、一つの設計思想から作られた1種類の砥材だけで完璧に磨き上げることは不可能に近いと言えます。

磨学校の【大理石研磨プロ講座】では市販されているメーカー別、シリーズ別に異なる設計思想から開発された数種類の研磨砥材を用意しており、受講者の皆様はそれらを実習で体験することでそれぞれの特徴をつかみ、ケースバイケースの工具類選択方法を会得して頂けます。

異なるシリーズの砥材を適材適所に使い分け、各々がもつパフォーマンスを最大限に引き出すプロのテクニックを伝授します。

実習で使用する大理石研磨用工具

本コースでは8種類の大理石研磨機を実習します。それぞれに特徴があり、面積の大小などそれぞれに適した状況や得意、不得意な場面があります。カウンターや壁面などの小面積の大理石研磨再生のリアルな現場では、1件1件の置かれた状況に合わせて、最適な道具や工法を使い分けて最善の結果につなげる工夫と努力が求められます。

プロとして本格的に大理石研磨を施工するのであれば、少なくとも4~5種類の石材研磨機はオールマイティに使い分けることができるようにしておきましょう。
本コースでは以下の工具を使って実習を行い、どのような場面においても自信をもって研磨作業に臨める技術力の習得を目指します。

①石材研磨用ハンドポリッシャー(注水式・速度調整付き・4㌅)
②石材研磨用ハンドポリッシャー(注水式・速度調整なし・4㌅
③汎用ハンドポリッシャー(速度調整付き・4㌅
④オービタルサンダー
⑤カウンター専用研磨機(注水式・速度調整付き・10㌅)
⑥カウンター専用研磨機(速度調整可・8㌅)
⑦石材フロア研磨専用ポリッシャー(注水式・17㌅)
⑧フロアポリッシャー(注水式・15㌅)

       カウンター専用研磨機による研磨

輪染みや汚れの目立つ大理石カウンター研磨前
輪染みや汚れの目立つ大理石カウンター研磨前
カウンター研磨機で大理石を研磨再生中
カウンター研磨機で大理石カウンターを研磨再生中

実習で使用する大理石研磨用砥材

大理石を再研磨する作業には主にレジンダイヤモンドディスクを使用します。しかし、一言で大理石研磨と言っても石種や劣化状態に応じて適切な研磨用砥材を使い分ける必要が出てきます。

また、大理石の再研磨工程では同じメーカーの同じシリーズのディスクを使うことが大原則ですが、原則に従った工程で研磨施工しても最善の結果を得られないケースが出てきます。
本コースではこのような場合を乗り切る小技を学びます。

状況に応じて最も適切な大理石研磨用砥材を使い分ける力を養うために、本コースでは以下の6種類の大理石研磨用砥材を使い分ける技術を実習します。


  ①レジンダイヤモンドディスク
  ②メタルダイヤモンドディスク
  ③バフ
  ④繊維パッド
  ⑤ファブリックダイヤモンドディスク
  ⑥レジンダイヤモンドシート


大理石研磨用砥材は消耗品ですが、各シリーズには3倍ほどの単価の違いがあります。従ってお客様の予算や希望される仕上がりレベルに合わせた研磨用砥材を使い分ける場面が出てきます。

どのような場面でも利益を確実に確保しつつ、お客様の求める美観を下回ることなく、求められる上をいき、感動を提供してこそのプロと言えます。
それが差別化された優位性としてあなたを際立たせ営業優位性をもつことに繋がるのです。

リクエストの多いコーティング塗布仕上げ

大理石の研磨を依頼されるお客様から、研磨後のコーティング塗布仕上げをリクエストされるケースが増えています。

天然石用のコーティング剤は用途・目的に応じて数種類あり、適切に使い分ける必要があります。

 ①表面塗膜型コーティング剤
 ②浸透性吸水防止型コーティング剤
 ③表層劣化防止型コーティング剤

本コースでは大理石の石種や特徴、劣化具合などに応じたコーティング剤の選び方やコーティング剤塗布の仕方を学びます。コーティング剤の塗布作業は慣れないとそのパフォーマンスを最大限に引き出すことは難しいものがあります。
せっかく綺麗に研磨した後でコーティング剤塗布に失敗してしまうと元も子もありません。
本コースでは大理石研磨後のコーティング剤塗布のコツをお教えします。

また、劣化した大理石を再研磨する際に避けて通れないのが、既存の表面塗膜型コーティング剤を剥離する作業です。この剥離作業はともすれば時間がかかり厄介な工程と言えます。慣れていてもできれば避けたい作業ですが必ず会得しておく必要がある工程となります。
本コースでは既存の表面塗膜型コーティング剤の剥離方法を学びます。

現場調査における重要ポイントの見極め方

大理石研磨を施工する上で欠かせないものに「事前の現場調査の重要性」があります。見積もりに欠かせない面積や歩行動線、水場、コンセント、分電盤の位置などのほかに優先すべき調査内容があります。

まず最初に見極める点は、施工中や施工後に予想されるトラブル因子の存在です。本コースでは大理石研磨施工に特有のトラブルを、事前に回避するために欠かせない44項目のチェックリストをお教えします。

チェックリストを見積もりに訪れた際の現場調査に活用することで、施工の可否や責任分担の明確化など無用なトラブルを遠ざけるとともに、自信をもって見積もり~研磨施工に臨むバイブルとして必ずあなたのお役に立つことでしょう。

付加価値を認めてもらう見積もり

大理石研磨を依頼される現場はすべての状況が全く異なります。石種や劣化具合、平面か壁面か、水回りか否か、床面かカウンターか、室内か室外か、隣接素材の存在など同じケースはひとつとして存在しません。

さらに、土曜日曜の施設休館日や深夜の作業時間帯の指定、極端に短く制限された作業時間、施設利用者の動線確保、エレベーター停止の可否、養生にかかる経費など、様々な制約に直面することになります。

一体どうやって見積もりをするのか? 

安心してください。失敗しない大理石研磨の見積もりに活かせる基本の見積もり方法をお教えします。建設工事としての大理石研磨の見積もり方法のほか、面積当たりの単価積み上げ方法などを学びます。

万が一、「1円単位まで見積もりの根拠を示せ」とリクエストされても「はい、どうぞ!」と対応可能となります。清掃の延長作業ではなく、大理石研磨というカテゴリーをお客様に付加価値のある特殊作業として認めて頂く観点からも見積書は大事です。

受講後に期待できること

  • 弊社が長年かけて研究、開発し蓄積してきた固有の大理石研磨再生技術が手にはいります。
  • 本コースで学ぶレベルの大理石研磨技術を提供している業者さんは少ないので、競合相手不在の中、差別化戦略で勝負できます。
  • 大理石研磨技術を習得後は独自のプレミアムサービスとして自由に営業展開可能です。
  • 他社には真似できない高品質のスキルにより圧倒的競争力を手中にできます。
  • 感動の磨き再生でブランド価値を高め、営業優位性を確固たるものにできます。
  • 自信をもって新規顧客獲得活動に臨めます!

知らないでは済まされない、高収益体質への近道

  • スタッフ1人1日6.6万円~19.8万円の売上
  • 85%を超す売上総利益
  • 技術力が受注単価に直結
  • 経験も専門知識も不要です!
  • 実践で鍛え抜かれた現役の講師が分かるように丁寧に講習します
  • 磨学校の講習スタイルは、セミナーや座学聴講、体験型講座ではありません
  • 磨いて、磨いて、磨きぬくプライベートレッスン方式の実習講座です

受講資格

  • 大理石研磨の未経験者または初心者の方
  • ハンドポリッシャー操作の経験は問いません
  • 大理石を磨くプロを目指す方
  • 床洗浄用フロアポリッシャー操作経験者の方
    ※フロアポリッシャー操作未経験の方は本コース受講に先立ちポリッシャー操作実習を受けて頂きます。事前にご相談ください。

講習内容

  • 現場調査のポイント講義
  • 大理石の見分け方講義
  • 石種によって異なる特性把握講義
  • 研磨用工具・研磨材の選択と取り扱い方法講義
  • 状況に合わせた研磨工具の使い分け実習
  • 様々な大理石研磨砥材の使い分け実習
  • 本磨き仕上げ、水磨き仕上げの研磨実習
  • 化学的研磨の実習
  • 面取り加工研磨実習
  • R曲面再研磨講義
  • コーティング加工実習
  • 養生の仕方実習
  • 見積もりの考え方講義

    ※本コースの講義内容には
    【大理石研磨(ハンドポリッシャー)実習コース】
    【大理石研磨(フロアポリッシャー)実習コース】
    の内容を含みます。
    ※受講者の習熟度合いにより講習内容を調整する場合があります。
    ※講習内容は現場施工から蓄積された弊社独自のノウハウです。

習得目標

  • プロレベルの大理石研磨再生技術
  • 石種の個性に応じた研磨技術
  • 「大理石研磨再生」作業単体で付加価値を受注価格に反映した注文を受けられる仕上がり技術

講習日数

  • 3日間 9時~17時 
    ※講習時間は受講生の習熟度合いを考慮し講師の判断により前後する場合があります。

定員

  • 2名

    ※同じ会社・グループで複数人同時受講希望の場合は別途ご相談ください。

講習料

880,000円 800,000円

※各コースともプログラム内容は変更になる場合があります。
※各コースとも講習料は消費税込の金額です。
※講習料は生徒さん1人分の料金です。
※ただいま特別講習料金でお申込みいただけます。

特典

  • 磨学校リニューアルオープン記念 受講後に成果確認シートを提出していただける方に下記をお渡しします。

    ①「44の事前調査項目表」



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