浴室鏡やガラスドアの水垢・スケール・油膜・磨きキズの落とし方
クリーニングでは対応できない浴室鏡やガラスドアに固着したスケール。ここで磨き職人の出番です。
酸焼け、水垢、スケール、温泉垢、油膜、軽度な磨きキズなど今迄誰もが諦めていたヘビーな症状が商機に変わります。
本コースではこれらの症状を美しく再生する研磨技術を学びます。
クリアな視界を回復させる美しい仕上がり技術を受注価格に反映させましょう。
クリーニングではお手上げの鏡・ガラスの研磨方法
本コースは浴室に設置してある鏡や、浴室ドアガラスの研磨再生を学びます。本コースはハウスクリーニング業や原状回復業、ビルメンテナンスに携わっていらっしゃる皆様の中で、鏡・ガラス研磨未経験者の方向けの講習内容となります。
クリーニングでは太刀打ちできないこんな症状を前にして、困っている方は多くいらっしゃると思います。
- 浴室鏡や浴室ドアガラスに付着したウロコや水垢
- 洗面ミラーや浴室鏡の油膜や霞み、くもり
- 酸焼けによる白濁
- クリーニングの際についた軽度な磨きキズ
浴室クリーニング時に頭を悩ますのが上記のような鏡・ガラスの症状です。鏡・ガラスに付着した頑固なスケールは、なかなか除去しきれずおそうじのプロの方も頭を抱える難題の一つと言えます。
ウロコやスケールは水が頻繁にかかり、乾いたり湿ったりを繰り返す場所で多く発生します。ミネラル分を多く含んだ井戸水や温泉水では必ずと言っていいほど発生します。さらに、多摩川水系や荒川水系、アルカリ温泉か酸性の温泉かなど、水源・水質の違いによって積層したウロコの症状も異なります。
これは水分中のミネラル分が固まった汚れで、洗剤では容易に落とすことができません。ウロコ状に固まったスケールは擦っても取れず、洗剤や薬品でも除去するのが難しくなります。こうなると研磨するしか再生の手立ては見当たりません。
幅広い鏡・ガラス研磨の応用設備
この研磨再生技術は一般家庭の浴室鏡や浴室ドアガラスのほかにも多くの場面で活躍します。
- キッチンの油はね防止ガラスの汚れや小傷
- 温泉施設やホテル・旅館・ゴルフ場大浴場の鏡やガラスに付着した成分固形物
- スーパー銭湯やプールの浴室・ゴルフ場の浴室鏡
- バス、列車・船舶の窓ガラスの汚れや虹彩状水垢
- ショールームやガラスウォールなど建築物のガラス
- 動物園・水族館のガラス水垢
- ダンス練習やスポーツクラブ用の大型鏡
研磨施工して一旦綺麗になっても、日数の経過とともに汚れの再付着は防ぎきれません。そこで、数年後にまた必ずお声がかかる定期売上の確保を目指し、技術力の伸長に努めましょう。
市販の研磨パッド、光を当てると実は傷だらけ
最近、様々な水垢除去のためのアイテムが販売されており、広告やデモンストレーション映像を目にすることも多くなっています。一般的なものはダイヤモンドパッドを使ったウロコ取りです。昨今ではホームセンターで購入可能なダイヤモンドパッドも出回っており、誰でも簡単にウロコや水垢が落とせるという宣伝効果のおかげで大人気です。
家庭でも温泉施設の大浴場でも一般的に浴室照明は照度を低く設定してあるため、ダイヤモンドパッドで研磨後の表面の状態は見えづらく、一見綺麗になったように思えます。しかし、このデリケートな作業に不慣れな方がダイヤモンドパッドを使って研磨した鏡・ガラスの表面には、残念ながら実は無数の磨きキズが残ってしまいがちです。
浴室鏡の磨きキズの研磨
プロのお掃除屋さんがキズを付けている
ハウスクリーニング屋さんや家事代行の方が、水垢を落とそうとメラミンスポンジで鏡をゴシゴシ擦ってキズをつける場合もあります。最近は100円均一で購入可能な「コゲとりスポンジ」がユーチューブなどで紹介され、主婦の方をはじめハウスクリーニング業者のほとんどの方がこれを使用するほどに大人気です。
本来、この「コゲとりスポンジ」は鉄製のフライパンや鍋にこびり付いたコゲ落とし専用品でプラスティック樹脂加工品やガラスに使うのは絶対にNGのアイテムです。ところが、お風呂場の浴槽や鏡、水栓カランなどのしつこい水垢落としに便利なアイテムとして間違った紹介が蔓延したため、傷だらけの状態を招くケースが後を絶たないのです。
また、頑固な水垢を落とそうと強い薬品を使って掃除をしてしまい、白く酸焼けをおこしてしまうケースも多くあります。磨きにお邪魔した作業員の方が、自らキズをつけてしまって結局鏡交換になってしまった、いう笑えない話も多いのです。
水垢で白く汚れた浴室鏡の研磨再生
強化ガラスは割れやすい!
ガラスは硬い素材ですが、同時に割れやすい素材でもあり、研磨するのは大変難しい素材です。特に強化ガラスはわずかな欠けやヒビがあると割れやすい性質を持っています。まして機械で振動でも与えてしまえばあっという間に粉々に砕け散ってしまいかねないデリケートな素材なのです。
強化ガラスは割れやすいため研磨しないことが原則です。浴室ドアガラスはほぼ強化ガラスなので、本来は原則的に「研磨不可」の素材です。しかし、強化ガラスに積層したスケールを除去する手立てとしては、今のところ研磨しか方法が見当たりません。
そこで、安全に研磨可能かどうか適切に見極める目が必要となります。少しでも怪しい点を見つけた場合は機械研磨はしない、という判断力を養う必要が出てきます。
磨ける鏡と磨けない鏡がある
強化ガラスである浴室ドアガラスは本来研磨してはいけない素材だと述べましたが、その他にも絶対に研磨してはいけないガラスの種類が存在します。これを見落とすと取り返しがつかない事態を招いてしまうことになるので注意が必要です。
水垢・ウロコ落としと酸焼け・磨きキズ除去は別もの
鏡・ガラス研磨の出番が多いのは次のようなケースです。
- 水垢除去、ウロコ落とし、油膜取り
- 軽度な磨きキズ、酸焼けによる白濁
これらのトラブルに対処する方法は同じではありません。この2通りのタイプに使う工具と研磨剤、工法は異なります。同じ鏡・ガラス素材のトラブルなので、一緒のやり方でよいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それでは良好な仕上がり結果は期待できません。
- 表面に付着した固形物を除去する方法
- 素材表面が侵され凹凸が生じている箇所を均一に平面に戻す方法
磨学校の鏡・ガラス研磨実習コースでは、この性質や状況の異なるトラブルを解決するためにプロとして知っておくべき、それぞれに適切な工法を学びます。
工具と研磨剤を使い分ける
本コースでは高層ビルの窓ガラスや自動車フロントガラス再生など、【磨きマスタ】の長年の経験の中から生まれた鏡・ガラスの研磨再生工法を学びます。
水垢汚れやウロコ、スケールを落とす方法は様々です。それらの中から現場の状況に合わせて最も適切な組合せを選択し、使用する工具やアタッチメント、研磨剤などを決めていきます。どんなに頑固で、諦めるしかないような状況にも対処するのがプロフェッショナルです。鏡・ガラス研磨再生のプロとして身に付けておくべき数通りの研磨再生工法を使い分ける技術を学びます。
- 経験も専門知識も不要です!
- 実践で鍛え抜かれた現役の講師が分かるように丁寧に講習します
- 磨学校の講習スタイルは、セミナーや座学聴講、体験型講座ではありません
- 磨いて、磨いて、磨きぬくプライベートレッスン方式の実習講座です
受講資格
- 浴室鏡、浴室ドアガラス研磨未経験者の方
- 浴室鏡、浴室ドアガラスを磨くプロを目指す方
- 当コース単独での受講はできません。1日以上コースを受講済みの方のみお申込みいただけます。
講習内容
- 研磨用工具・研磨剤の選択と取り扱い方法講義
- 水垢除去・うろこ落とし・油膜取りの方法講義及びデモ施工
- 浅いスクラッチ傷を落とす方法講義及びデモ施工
- 酸焼けによる白濁の研磨再生方法講義及びデモ施工
- 浴室鏡の研磨実習
- 強化ガラスの研磨実習
- 状況による工具と工法の使い分け
※講習者の方の習熟度合いによって講習内容を調整する場合があります。
※講習内容は実際の現場施工から蓄積された弊社独自のノウハウです。
習得目標
- 水垢汚れやウロコ、スケールを落とす研磨再生技術
- 掃除の際に浴室鏡にできた浅めのスクラッチ傷を再生する研磨再生技術
- 使いやすく安全な工具、アタッチメント、パッド、研磨剤の組み合わせと、それらを適切に使いこなす技術
- 汚れ具合や荒れ具合、スケール成分の違いによる工具と研磨剤の使い分け技術
- ガラス研磨再生特有の注意点
水垢で真白く汚れたユニットバス鏡の研磨再生
講習日数
- 1日 9時~12時
※講習時間は受講生の習熟度合いを考慮し講師の判断により前後する場合があります。
定員
- 2名
※同じ会社・グループで複数人同時受講希望の場合は別途ご相談ください。
講習料
110,000円100,000円
※各コースともプログラム内容は変更になる場合があります。
※各コースとも講習料は消費税込の金額です。
※講習料は生徒さん1人分の料金です。
※ただいま特別講習料金でお申込みいただけます。